民主党政権への期待が萎む年末です

最近の政権運営を見ていますと八方塞がりの上、政府の要人の言動がばらばらでチームとして我が国の未曾有の難関を乗り越えようとする意思、意欲も感じられません。
まだ100日だからという説もありますが100日にしてもうこの体たらくかというのが実感です。期待が大きかっただけに誠に残念で、がっかりしております。
所詮我が国の政治は三流で誰がやっても同じなのかと考えさせられます。

私は事業仕分けについて愚見を二度にわたり文部科学省に投稿し、そこで感想や希望を具体的に述べましたのでここでは改めて述べることはいたしませんが、最近の首相の言動やリーダーシップには非常に危うさを感じております。

政策面では長く続いた自民公明政権のつけが回ったという側面もあると思いますが、鳩山、小沢両首脳の不明朗な献金問題は政権にとり命取りになりかねません。ヘタをすると来年の参院選で惨敗かもしれません。

私は年金生活者でギリギリの生活をしていますが、政権発足時に誠にささやかですが個人献金をさせていただき、今後も微々たるものですが続けたいと考えておりました。しかし、首相の天文学的超金満家ぶりや非常識な金銭感覚が報道され、更にはカネの使い方や脱税疑惑まで報じられるに及び、こんな金持ち政党に年金から捻出してまで献金することがバカバカしくなってきました。しばらく様子を見ます。
ちなみに私はユニセフをはじめ複数のNPOに、なけなしのカネから工面して献金していましたが、最近これらについても大いに疑念を持つようになり現在は中止しております。

鳩山さんや小沢さんは自民党的なものを背負ってきた政治のブロですので体質は引きずっているのでしょうね。国民はこのようなものを決して容認しないと思います。
最近平野官房長官が管理する官房機密費のことが問題になり、この費用の公明性について訴訟が提起されたようですが、大変結構なことで強く支持いたします。法治国ですから裁判で判決が早く出されることを望んでおります。

いずれの問題も野党時代に自民党を痛烈に批判し続けたテーマであり、そのことをマスコミや国民は決して忘れてはおりません。極めて矛盾した言動です。
政治家の発言は極めて重いものがあり、その矛盾は徹底的に追求されるべきものと考えております。この点では野党が結束して年明け国会で追求して欲しいと強く思っております。

政治家も人の子であり人間ですから過ちや失敗もあります。しかし何ら反省もなく連続は許されません。このようなことの積み重ねで国力は急降下しており、近い将来世界二位の経済リーダーはおろか、アジアでも三流国家に成り下がるという危機感を強く持って働いていただきたいと思います。本当にしっかりしてくださいよ。