本当の政治家とは?

民主党の前原政調会長がテレビで自党の見るに堪えない、みっともないごたごた騒ぎで、消費税増税関連法案などに反対票を投じた小沢一郎氏について「本当の政治家ではない」と断じた。このは全くピントが外れたものであきれ返った。私に言わせればこの言葉は民主党政治屋のすべてに当てはまる言葉だからだ。。
この批判は国民や野党が言うのなら分かるが、党の要職にある者が自党議員に対してこんな無責任なことを平気で発言するのは末期的な症状で、これがこの党の体質をよく表している。

国民の立場から言えば「嘘っ八だらけの政権党」幹部は果たして「本当の政治家」なのだろうか…と逆に問いただしたい気持ちだ。私は今の民主党こそ「ウソを平気でつく政治屋集団」だと思っているからだ。小沢氏の取った行動に納得しているわけではないが、ご自身は果たして「本当の政治家」なのかどうか胸に手を当ててよく考えたらよかろう。

この期に及んで党が分裂するのを恐れて輿石幹事長が慌てふためいて動き回っているようだが、これこそ政調会長が言う次期選挙目当ての見え見えの行動ではないのか。
消費税が10パ-セントになるとあらゆる物価に跳ね返り、超高い貧困率が一段と上がり、自殺者も増えることは目に見えている。将来より今の課題を国民の立場で改善し将来につなげる施策を模索するのがプロの政治家である。これで将来に対する希望も生まれてくるかもしれない。
政権党全議員に対して前原氏の言う「どれだけ日本のことを考えて行動しているのか。本当の政治家は日本の将来を考えて行動する者」であるとそのままお返ししたい。