総て米国頼りの情けない日本国

米国のクリントン氏が北朝鮮に出向き、収監中の2名の女性記者を迎え帰国しました。電撃的な出来事であり驚いたがそれと同時に、素早い決断と行動力に強く心を打たれました。現在の我が国の政治屋に果たしてこんなことが出来るのだろうか。

これに近い行動をとった人が一人だけいます。それは小泉元首相であり、その時は確か5名の拉致家族を連れて帰りました。これには拍手し、今でも私は氏を「プロの政治家」として尊敬していますが、その後の自民政権は拉致問題を含め、あの「ならず者国家」にたいして口先では攻撃しても何ら具体的な成果はあげられないで今日に至っています。真に情けない話しです。口撃だけなら誰でも出来るのであり、政治屋なら責任を伴う結果を出さなければ存在意味すらないと思います。

今回は少なくとも米国人記者の行動に違法またはスパイ行為が認められ、非があるのは明らかであるが、それでも恩赦してもらい元大統領であった人物が自ら貰い受けに出かけ見事成功させました。その素早さと実行力、国民本位の考え方に改めて感心しました、方や我が国は人さらいにあった数多くの本当に気の毒に人々を永年見殺しにし、国家主権の侵害すら見てみない振りを続け、前記小泉氏は例外として、以来今日に至るまで何ら具体的に成果はゼロです。政権を任期途中で投げ出した2名の「オボッチャマ首相」や、全く何も機能していない外務省、歴代外務大臣らは恥ずかしいとは思わないのでーしょうか。拉致家族連絡会の人々は非常にがっかりし怒っています。そして、自国の政府は当てにならないのでアメリカに出かけ救済を直接アメリカの要人に会い懇願している有様です。今回はクリントン氏も此のことを強く北朝鮮に対して要望したと伝えられています。
日米の対応のあまりの違いに驚くばかりです。

こんなことだからあのしたたかな「ならず者国家」に見透かされ、バカにされているのです。こんなみっともないが行われてよいものだろうか。
何故、我が国独自の方法で真剣に衆智を絞り、あらゆる方法で拉致問題を解決しようとしないのか全く理解に苦しみます。ヘンなメンツを捨てて死にものぐるいで、ありとあらゆる手段で解決することを強く要求するものです。これが出来なければ到底独立国家とはいえないでしょう。