インサイダー事件のお詫び番組を見る

16日に放映された番組を録画し、昨晩じっくり見た。
ゲスト特に立花さんは舌鋒鋭くNHKの本質を抉り出しており全面的に共感した。その中で立花さんが「この番組の作り方そのものがおかしい…」と発言し、本当の姿を伝えていないと言っていたが、この期に及んでまだこの体たらくかと病根の深さを改めて認識させられた。全く救いがたい法人組織である。

番組を見て感じたことは数多くあるが、、非常に不審に思った点を一つだけあげておくと、犯人の一人が局のパソコンを自宅に持ち帰り株の売買や秘密データの閲覧などをしていたことだ。これは全く通常では考えられないことであり、管理面のずさんさに改めて驚き、腹が立った。しかも件の人物は第三者調査委員会に不当な干渉だと言いがかりまでつけたというのだ。あきれてモノも言えない。

NHKにはこのような人物が数多く存在していると推定せざるをえない。第三者委員会の調査拒否をした者が千人近くいた事実を見ても容易に想定できる点だ。「お詫び番組」には最高幹部ら二名が出席していたが、さすがに今井副会長は生え抜きの役員なので責任を感じたのか終始神妙な態度だったが、福地新会長は「自分は外様で、今までの歴代経営陣が悪かったのだ…」という気持が態度に表れ、表面的で軽々しい発言に終始していた。
こんなトップでは抜本改革など到底望めないだろう。猛反省と共にゲストからの苦言を具体的に行動に表して実効を挙げなければ視聴者から完全に見放されるだろう。全職員はもっと危機感を共有してもらいたい。今後ももっと本質に迫る反省番組の放映を強く望むものだ。