金融庁へ  損保業界の保険金支払い渋り

私は過去これらのことについて何回か投稿しました。
最近の報道によると、ナント大手だけで160億円にも上る保険金の未払いがあるといいます。
これらは貴庁の検査により発覚したもので、契約者保護の観点から評価でき、各社の社長が頭を下げていましたが、この公表件数金額は氷山の一角だと思っています。
まだまだあるはずです。特約の数が多くて損調社員も理解把握できなかったなどという言い分は全く噴飯モノで、嘘っぱちで人を小ばかにした言い訳です。

これは確信犯です。私は損保のOBであり退職後、某社で休日の事故相談員を数年体験しましたが、とにかく苦情の多さと、契約者の無知にはあきれていました。
支払えるケースを「支払えない」とごまかすのはお茶の子さいさいです。私は契約者や被害者には不利にならないようにアドバイスしていましたが、現役社員は上司からの指示で、ごまかしが日常茶飯事で行われていたと確信しております。
ホケンのプロが自社商品の特約内容が分からなかったなどという言い訳が通用するわけがありません。人をバカにするにも程があります。これ等の事はすべて業界の談合によって行われている事は明々白々です。
人身事故に搭乗者傷害保険をうまく悪用して賠償保険金を減らすなどは、昔から業界の常識です。ひどいのになると自賠責の基準を下回る任意保険損害額を提示して示談してしまうケースさえ散見され、弱い者、無知な人、大人しい人に対しては徹底的に値切り倒すのがこの業界の体質です。いわゆるホケン屋体質はいつまでたっても改善されないと思います。
そして、このようなことを平気で主導する大手の悪質代理店は星の数ほどあるのです。これ等の悪質なプロ代理店の顧客対応にもメスを入れるべきでしょう。