拝啓 枝野幹事長殿

民主党 国民改革協議会
幹事長 枝野幸男 様

8/15「終戦の日」のメッセージをいただきました。

述べられた政府としての決意を揺るがすことなく、決して空証文に終わることなく具現化してください。心からお願いいたします。おっしゃることに具体性が無く行動の指針も示されず、通り一遍のことを羅列したように感じました。

私はかつて軍国少年でした。危うく徴兵は逃れましたが戦争の恐ろしさは身に沁み込んでおります。こんな体験もしました。
戦闘機の機銃掃射を受けたり、小学生なのに疎開先校庭で敗戦直前に人殺しの実地訓練を軍人から数回受けました。
その方法はあえて説明しませんが、とうてい玩具とは言えないずっしりと重い銃剣を使ったきわめて実戦的なものでこれは「お遊戯」などではありませんでした。今の子供や若い親御さんには到底理解できないでしょう。
戦争の怖さは一生忘れることはありません。

北朝鮮ならず者国家です。偽札や麻薬を国営事業で営み「人さらい」まで行っています。脅しは常套手段です。しかし、私はかつて戦時のわが国は、あらゆる面で今の北朝鮮そっくりだったと感じております。

核はすべて廃棄すべきですが、原爆保有国、特にアメリカの横暴で身勝手な言い分を聞いているとバカらしくなってきます。あんな出鱈目なへ理屈は世の中に決して通用しません。イランの大統領、アフマディーネジャード氏の主張にも一理があります。彼は正しいことを正々堂々と主張しております。

最後に一言申し上げておきますが、8/15は「終戦の日」ではなく「敗戦の日」です。世界を相手に無謀な戦争に完敗し無条件降伏した日です。終戦と敗戦では全く意味が違います。何故国が敗れたのか、「終戦」などとごまかさないで「敗戦」の日と正しく位置づけ、正しい反省の上に、現行平和憲法のもと、永遠の平和国家を志向すべきだと考えます。