石原銀行への検査や住民監査請求は当然のこと

都民や有識者から総スカンを食った破綻銀行への400億円にも上る税金の追加投入が強行された。真に民意を無視した暴挙である。不当な議決に対して大半の都民はあきれ、怒っているのだ。

金融庁の検査は遅きに失したが、実行されるのは当然だ。
私も金融庁に対して強く要望した者として大変良かったと思っている。新聞によると都民が総額1400億円にも上る損失に対して住民監査請求、更には損害賠償請求訴訟を起こすとあった。大変喜ばしいことで心から応援したいと思っている。
最近、A新聞の三面に「明日を考える 掘る」というコラムがあり「石原銀行危機」と称して連載記事が載っており、官製銀行のインチキ性とヤミが明らかにされつつある。最初から知事個人の「民間大銀行にくし」という私怨とパフォーマンスで取巻きたちのおべっかもあり、成算が無いままに設立されたのは明らかである。見抜けなかった与野党都議会にも責任は大いにあると思われる。

我々納税者は行政の税金の使い方について本当のことを知る権利がある。我々が知らないところで一体何を企み、ヒソヒソと行われていたのか真実を知りたいと念願している。これら一連の動向を注意深く見守ってゆきたい。

東京都の財政は経済効果もあり、ここのところ好調だが、隠れ借金はべらぼうな額だと思っている。経済の減速化もあり、将来はきわめて厳しい。都民に借金のつけが回るような施策は一切やめていただきたい。
知事と同じ末期または後期高齢者の「老人」としてしつっこく申し上げておきたい。