NHK経営委員会と執行部のあり方


最近の経営委員会の議事録と経営計画に目を通した。経営委員の言い分と会長・理事らの主張にはかなりの食い違いや認識の違いが見られる。
簡単に結論を言うと経営委員会の勝ちで執行部の大負けである。

強く感じるのは執行部は新任のK理事を除きすべてがNHKの生え抜きで特殊法人親方日の丸体質で固まっており、一方経営委員らは経営感覚に優れ視聴者の立場を理解できる常識人だということである。また、執行部が不利な議事録を公表していないことも改めて明らかになった。とにかく執行部に緊張感が出てきたのは好ましいことだ。

経営計画の中で最大のポイントは受信料の公平負担をどう構築するかだ。一向に具体策が出てこないのは全くの怠慢である。
一番の問題は三割近くもいる受信契約拒否者に対する対応や措置が全く生ぬるいことだ。私はデジタル完全移行時には受信契約を行わないことも真剣に考え始めている。