不透明な政務調査費は血税の無駄遣い

東京都議会がワースト大賞 議員特権コンテスト… という記事が新聞紙上で大きく取り上げられた。
内容は 地方議員の様々な「議員特権」のなかから「ワースト(最悪)大賞」を決めるコンテストが9日都内で開かれ、参加者の投票の結果、東京都議会がワースト大賞に選ばれたという。

コンテストには、全国から応募のあった九つの事例が大賞候補として挙げられていた。 まことにみっともないことで強い怒りを感じた。
それこそ最悪だ。議員特権の最たるものであり納税者の一人として強く抗議する。今、政治屋の不透明な税金の私物化に市民の厳しい目が向けられていることはよく承知しているはずだ。 やはり親玉の石原知事の税金の私物化や湯水のような垂れ流しが下々まで蔓延しているのだと理解している。
更に都の政務調査費は議員一人当たり月60万円とダントツに高い。とんでもない話だ。しかも、非公開なのは東京、愛知、大阪など33都府県と28市区の計61議会。非公開の理由は自分らのご都合の羅列で全く理由にならない。きちんと納税者に顔を向けよ。

これらはすべて税金でまかなわれていることの発想が全く欠落している。ひどいものだ。 政調費をめぐっては、過日自民党の品川区議団がスナックなどの飲食費に充て、東京地裁が昨年4月の判決で違法と判断。
同区議団は全額返還した。このことで初めて実態が我々にもわかるようになってきたのだ。
これらはほんの氷山の一角に過ぎず、隠蔽されているものが大半だと思っている。 公費を使ったら1円でも領収書をつけるのは当たり前の話で、世の中の常識だ。民間で長い間ビジネスをしてきた者には全く理解できない、ずさん極まりない話で開いた口がふさがらない。 早急に抜本改革をするよう納税者の一人として全議員に強く要求する。

そもそもわが国には国会から地方にいたるまで議員と称する者が多すぎる。各国のデータ比較で明らかであり、大変な無駄遣いだ。特権意識を振り回し、しかも無能な者が数多くいる。
私は現行議員数の半分にリストラすべきだと思っているが、与野党ともに政治屋は大反対を唱える。全く納税者、市民無視の理解しがたいふてぶてしい態度だと思う。この際これにも強く抗議しておく。名前も明らかにしておく。
◆私は同文を東京市オンブズマンにも配信しておいた。