国政モニター応募原稿

わが国は今数多くの重要な政策課題を抱えていますが、その中の最大課題を一つだけ挙げるとすればそれは財政の問題だと思われます。
国の借金はいまやナント700兆円を超えており、毎年の国家予算の40%を占めるにいたっております。国債の発行は増えこそすれ減る気配は全くありません。抜本的な手を打つことなくこのまま漫然と借金を増やせばいずれは経済の破局を迎えでしょう。将来大変な禍根を残すことになりかねません。この問題は世界第二番目と言われる経済大国が、早急に手をつけなければならない最大課題です。もしものことがあれば、世界的にも大きな混乱を招きかねません。責任は重大です。
国は、国民の貯蓄が1400兆円にも達しているからと大丈夫と安易に考えている節がありますがそんな問題ではないと考えます。勿論処方箋はあるでしょう。徹底したムダの排除と経済の活性化ですが、このような財政のピンチを先送りすることなく、国民に十分説明し、納得を得たうえで一部痛みを伴う改革を断行することが国が取るべき「誠の政治」だと考えます。