前代未聞の逃亡総理の後始末の数々に怒り

世界中から物笑いの種になった前総理の退任劇の代償は余りにも大きい。
改めてわが国の政治が三流以下であることの象徴と受け取られるだろう。その名は世界に知れ渡ったことになる。これが「美しい国」の最高権力者の哀れな姿なのだからオドロキあきれた。
確かに病気であれば同情すべき点もあるが辞め方が余りにもひどい。
過去、志半ばで在任中亡くなった首相は私の知る限り三名居る。この方々は死ぬ気で仕事に取り組んだ結果だと、それなりに評価できるが安倍氏は余りにもひ弱で]無責任男、到底一国のトップリーダーの器では無かったと思われる。何故このような人物を選んだのか。
総理は激務だ。今後撰ばれる者は精神的にも肉体的にも強靭な人間で無ければならない。これは総理の最低の資格だと強く感じた。
現政権に対して国会開催中に本来職務を投げ出し、たらいまわし政権選出のバカ騒ぎで大きな穴をあけているさまに国民の一人として苦情を申し述べる。

血税の無駄遣いは許されない
後継総裁選びの自民党の虚ろな一人芝居で空転国会が続き、ナント40億円もの巨費が税金から水の泡と消えるという。その他国の損害は計り知れないほど大きい。どのようにしてこの穴を埋めるつもりなのか。
この責任は誰が何と云おうと総て安倍氏公明党を含めた政権政党にある。
民主党は公約どおり税金の無駄遣いを根絶すべく徹底的に責任を追及すべきだろう。

◆ナンセンスなクーデター騒ぎ
小泉チルドレン」というマスコミがつけた、おかしな名前の政治屋集団があるが、云いえて妙である。彼らは正に正真正銘の「チルドレン」だからだ。
役人出の女性チルドレンが今度の政変は一種の「クーデター」だと言っていた。冗談ではない。
クーデターというのは良いワルイは別として、政治的にキチンとした理念・信条の基に行われる革命であり、ある意味では重大かつ崇高な行為だと思う。
今度の茶番劇はあったとすれば単なる政治屋同士の醜い足の引っ張りあいに過ぎない。バカバカしい話だ。

また、別のまん丸顔の女性チルドレンは小泉氏擁立について「今お国の非常事態だ」などと、したり顔して公言していたが「非常事態」なのは自分等の方ではないのか。己の保身しか頭に無く、国民など眼中には全くないのだ。チャンチャラおかしい。小泉氏に断られると有利な候補のほうに一目散に駆け寄り盲従したのを見ればすぐにわかることだ。
この連中の言動は真にチルドレン並みであり幼稚でみっともない。プロではなくアマチュアだ。

◆現厚生労働大臣のパフォーマンスは眉唾もの
民主党の長妻議員こそ高く評価かされるべきだ。
「盗人を働いた役人は牢屋に入っていただく」と明言したのは当たり前のことだが一つの進歩だと思う。しかしその後の言動も「怒り心頭に発した」とか、「法律にのっとり厳罰だ」とか言うことは勇ましいが、具体的な成果につながった施策があるのだろうか。はなはだ疑問に感じている。いろいろの悪事を摘発した手柄は我にありということを盛んに宣伝しているが、大臣が発言後、新たに牢屋に入った役人は居るのだろうか?単なるパフォーマンスに過ぎないのではないかとの疑念を強く持っている。
社会保険庁の組織は腐りきっており{悪の権化}である。狡猾極まりない悪徳役人集団がこの程度のことで音を上げるとも思われない。

そもそもこの一連の問題提起は、調査権も不十分な民主党長妻議員の地道な努力の積み重ねで明らかにされたものであり彼は一大功労者である。彼こそが国民の真の味方であり「政治屋」ではなくプロの「政治家」であると認識している。今や国民はバカではない。過去、6兆円にも上る厚生年金保険料の無駄な箱物投機の裏に隠された真実が一体なんであるのかを強く知りたがっている。

◆最後に懸案の油の「特措法」についてだがアフガンではなくイラクへの給油の事実が浮かび上がり、しかも新聞によると総裁選最有力候補のF氏が官房長官時代に関っていたらしい。
今までウソに糊塗され国民には事実が知らされなかったなら重大事だ。政府が国連に対して全くおかしな働きかけをして給油を正当化しようとしているのは見え見えだ。案の定わが国への感謝決議にロシアは賛成しなかったが、この問題について民主党その他野党側は徹底的に追求してもらいたい。