国民に対して政治の闇やカネの問題を徹底的に明らかにせよ

安倍内閣参院選の惨敗を反省し、再スタートした。だが首相の意気込みとは裏腹に我々国民を欺くような大不祥事が続発している。まことに嘆かわしい。特に農水大臣が4ヶ月の間3名も辞める事態になり前代未聞だ。おそらく世界中の物笑いになっているだろう。
日本国の政治はまさに三流である。しかもその政治たるや長年にわたって為政者たる自民党政治そのものだったのだ。その責任はまことに重いものがある。一方これを許してきた国民の側にも責任の一半があると思われる。

人間は誰しも過ちがあり問題を抱えている。大臣とて同じことだろう。人間性悪説は正しく、私とて例外ではない。誰しも色や欲もあり、それを否定するものではなく、面白い点でもある。
しかし、政治屋が国民の税金を不正に使うのは最もやってはいけない極悪非道なことである。政治屋の中には領収書のコピーをなんと5枚も作り、改ざんし架空の請求でカネをせしめていた人物もいると聞くがこれらは氷山の一角だろう。こんなぼろが出てくる者はまだ山ほどいるものと推測している。そもそも領収書のコピーを作るということは普通考えも及ばないことで我々と感覚が全く違うのに驚いた。領収書は正規のもの一枚が当たり前の話だからだ。
今やわが国は900兆円にも上る借金で破綻寸前である。個人的には国債を数百万円所有しているがこの額はほぼわが国の二人分程度の借金と同額だ。日本敗戦後国債が紙屑化したが近い将来ハイパーインフレですべてがパーになることだってありうる。なんと恐ろしいことなのか。すべてにわたりもっと真剣に対応すべきである。
参議院での民主党大勝利で政界に少し緊張感が漂い始めたのは大いに結構なことだ。国論は分かれても激突し大論戦を展開し、民主主義のルールにのっとってこの難局を国民のために乗り切っていただきたい。今まで問答無用だった自民党が急に「話し合い」が大事だとか、これからは「民主党にも責任がある」などと言い出したり、中には「大連立」をほのめかす者も出てきているが、まことにご都合主義でみっともない。国民はジッと監視していることを忘れないようにしていただきたい。(同文は自民党民主党にも配信)