損保業界の契約者無視の支払い渋りや不祥事は業界ぐるみの事件です。

今回の大手損保に対する政府の対応は評価に値します。よく踏み切ったと思います。

この業界は自分たちで決めた事(支払い約束など)や業法を損害保険協会という談合組織での委員会等で密かに談合し、平気でないがしろにするような業界です。
これは私が30数年にわたりこの業界でメシを食っていたので間違いありません。

「損保ジャパン」や「三井住友」だけではなく、他の損保も程度の差こそあれ、たたけばいくらでも埃が出てくるでしょう。
「ホケン屋」体質は昔から少しも変わっていないのです。この業界はコワイ人、一部の政治屋、示談屋、悪徳弁護士、資金稼ぎの暴力団、似非右翼、同和団体、大口の法人契約者などには、圧力をかけられたり、脅されると、調査もそこそこに不当な保険金をホイホイ払いします。ですから保険金詐欺事件が続発するのです。
一方保険に無知な老人や女性、善良で大人しい一般市民の人々には徹底的に値切り倒すのが常套手段です。真に不公平でキタナイ話であり、私は現役時代から、このことについて問題提起をし続けておりましたがそれが体質なのです。

保険会社で支出が最大なのは保険金ですから出来るだけ少なくするのはトップからの指示であり、少ない損調部署はコンテストで表彰されるのです。これは値切り競争です。

これ以外にも支払い基準の統一化や自研センターでの修理代金の業界統一など独占禁止法に抵触すると思われる談合をいまだにやっているものと思われます。
業界全体に対して厳しいメスを入れて、このような違法行為と悪を徹底的に排除されるよう契約者の一人として強く要請いたします。